「東京都内の時計修理店にゼニスを持ち込んだら、エルプリメロはうちでは対応できないと断られた」
そういう話は、ゼニスを都内の街の修理店に持ち込んだ人から頻繁に聞く。ゼニスは、取り扱うブランドを限っている店では断られやすく、エルプリメロやシリコン機構となると話がさらに変わる。正規サービスセンターに出せば確実だが、費用も納期もかかる。「東京で頼める専門店はないか」と探す人が多いのも、そのためだ。
ここで発想を変えてみたい。東京在住でも、宅配で受け付けている専門店なら、自宅から送って、見積もりを確かめてから依頼を決められる。一方で、実際に店で相談したい人もいるだろう。OROLOGIAIOは東京・中野に店舗があり、予約をすれば来店でも相談できます(来店の場合も、先に公式サイトのフォームで問い合わせる流れです)。どちらの場合も、まず公式の対応ブランドにゼニスが入っているかを確かめるのが先だ。
つまるところ、ゼニスのOHは「東京のどこで」より「どの専門店に出すか」で決まる。この記事では、公式の料金表でゼニスの料金を確認でき、東京在住者が使いやすい専門店2社を紹介する。
📌 この記事でわかること
- 公式の料金表でゼニスの料金を確認できる、東京在住者が使いやすい専門店2社
- 来店(予約制)と宅配、それぞれの頼み方
- ゼニスのオーバーホール料金の目安(公式の料金表)
📌 編集部からのアドバイス
東京在住なら、来店と宅配のどちらでも頼めます。店で相談したいならOROLOGIAIO(東京・中野、予約制)、店舗に行かずに頼みたいなら時計修理工房なんぼや(Webで宅配見積もり)が選びやすいでしょう。どちらも、見積もりで料金・納期・保証を確かめてから依頼を決めるのが確実です(各社の公式サイトで2026年10月27日に確認)。
おすすめの工房比較表
この順位の決め方
ゼニスのオーバーホールを考えている方に向けて、編集部が次の基準で比べました。上から順に重く見ています。
- 公式の対応ブランド(料金表・取扱ブランド)にゼニスが入っているか
- 公式の料金表にあるゼニスのオーバーホールの金額
- 見積もり・キャンセルの条件(キャンセル料・返送料がかかるかどうか)
- 納期の目安
公式の対応ブランドにゼニスが載っていない会社は、この記事では紹介していません。修理後の保証は2社とも1年(アンティークは6か月)なので、順位の理由にはしていません。
確認日:2026年10月27日。各社の条件は公式サイトで確認しました。料金・納期・保証は変わることがあるため、申し込む前に各社の公式サイトでご確認ください。
| ゼニスのオーバーホール(基本料金) | 1位 OROLOGIAIO(オロロジャイオ) | 2位 時計修理工房なんぼや |
|---|---|---|
| クロノグラフ | 55,000円(税込) 税別50,000円 |
98,000円〜(税込) |
| 自動巻き・手巻き | 44,000円(税込) 税別40,000円 |
76,000円〜(税込) |
| クオーツ | 料金表に記載なし | 51,000円(税込) |
| 納期 | ゼンマイ式5〜6週間前後(かかる場合は6〜8週間) | 2〜4週間が目安+1週間ほど(ラグジュアリー区分) |
| 保証 | 返却日から1年(アンティークは6か月) | 発送日から1年(アンティークは6か月) |
| キャンセル時の返送料 | 事前にフォームで相談してから送れば同社の負担(条件あり) | 見積もり提示の時点のキャンセルなら同社の負担 |
| 並行輸入品 | 要確認(公式に記載なし) | 要確認(公式に記載なし) |
※どちらも各社の公式の料金表にあるオーバーホールの基本料金で、部品代は別です。OROLOGIAIOは、GMT・パワーリザーブなどの機能があると追加の技術料(4,400円〜、税込)がかかります。なんぼやは、ゼニスを料金表の「ラグジュアリー」区分(オーデマピゲ・パテックフィリップなどと同じ区分)に載せています。OROLOGIAIOの金額はゼニスの「クロノグラフ」、なんぼやの金額はラグジュアリー区分の「機械式 クロノグラフ」の基本料金です。エル・プリメロ搭載のモデルがこの料金に当てはまるかは、どちらの公式にも記載がないため、見積もりで確認してください。正式な金額は見積もりで決まります(2026年10月27日確認)。
ヴィンテージ・アンティークの相談に(対応ブランドは公式サイトで確認)
正規サービスセンター vs 民間専門店|どちらに依頼すべきか?
ゼニスのオーバーホールには「正規サービスセンター」と「民間専門店」の2択があります。
どちらが良いかは目的と予算によって異なります。
| 比較項目 | 正規サービスセンター | 民間専門店 |
|---|---|---|
| 料金 | 高い(定価) | 店舗・モデルによる(見積もりで確認) |
| 納期 | 2〜4ヶ月 | 最短2週間〜 |
| 純正パーツ | 使用 | 店舗による(高品質互換も可) |
| 並行輸入品 | 断られる場合あり | 店舗による(依頼前に要確認) |
ゼニスのオーバーホール料金の目安(公式の料金表)
民間の専門店のうち、公式の料金表でゼニスの料金を確かめられた2社の基本料金は、上の比較表のとおりです。どちらも、クロノグラフ機能があるかどうかで料金の区分が分かれます。部品代は別にかかり、正式な金額は見積もりで決まります。正規の料金は、メーカーの案内でご確認ください。
見積もりを頼むときは、モデル名・リファレンス番号・キャリバー番号を伝えると、区分の確認が早く進みます。
ゼニス オーバーホール おすすめ専門店 詳細
🥇 1位:OROLOGIAIO(オロロジャイオ)|ゼニスのオーバーホール料金を公式の料金表に掲載
公式の料金表に、ゼニスのオーバーホールの料金を載せている専門店です。自動巻き・手巻きは44,000円(税込。税別40,000円)、クロノグラフは55,000円(税込。税別50,000円)で、この記事で紹介する2社のうち、どちらの区分も低い金額です。修理後の保証は、返却日から1年(アンティークは6か月)です。
見積もりは、宅配・来店とも、先に公式サイトのフォームで相談する流れです。フォームで概算を確かめてから送れば、見積もり後のキャンセル料はかからず、返送料も同社の負担です(概算の範囲内でのキャンセルなど、お客様の負担になる場合があります)。納期はゼンマイ式で5〜6週間前後が目安で、2026年9月24日には「人員の欠員で作業に通常より時間がかかる」と公式サイトで告知しています。急ぐ場合は、申し込む前に納期を確認してください。クレジットカードは使えません(公式サイトで2026年10月27日に確認)。OROLOGIAIOは東京・中野に店舗があり、予約をすれば来店でも相談できます(来店の場合も、先に公式サイトのフォームで問い合わせる流れです)。
| 料金(ゼニス) | クロノグラフ55,000円・自動巻き/手巻き44,000円(税込。税別50,000円・40,000円。基本料金・公式) |
| 納期 | ゼンマイ式5〜6週間前後(かかる場合は6〜8週間。公式) |
| 保証 | 返却日から1年(アンティークは6か月)。オーバーホールが対象(公式) |
| 見積もり・キャンセル | 宅配・来店とも、先に公式サイトのフォームで相談。概算を確かめてから送れば、見積もり後のキャンセル料は無料で返送料も同社の負担(概算の範囲内でのキャンセルなど、お客様の負担になる場合あり。公式) |
| 並行輸入品 | 要確認(公式に記載なし) |
ヴィンテージ・アンティークの相談に(対応ブランドは公式サイトで確認)
🥈 2位:時計修理工房なんぼや|Webで宅配見積もり・修理保証1年
店舗に行かずに、Webで宅配見積もりを申し込みたい方に向いています。ゼニスは料金表の「ラグジュアリー」区分で、機械式クロノグラフは98,000円〜、機械式は76,000円〜(どちらも税込の基本料金)と、OROLOGIAIOより高い金額です。見積もり・送料・キャンセル料は無料で、見積もりの提示の時点でキャンセルすれば、時計の返送料もなんぼやの負担です(利用規約 第9条3項)。納期は2〜4週間が目安で、ラグジュアリー区分は1週間ほど長くかかります(公式サイトで2026年10月27日に確認)。
| 料金(ゼニス) | 機械式76,000円〜・機械式クロノグラフ98,000円〜(税込。料金表の「ラグジュアリー」区分の基本料金・公式) |
| 納期 | 2〜4週間が目安。ラグジュアリー区分は+1週間ほど(公式) |
| 保証 | 修理完了後の発送日から1年(アンティークは6か月。公式) |
| 見積もり・キャンセル | 見積もり・送料・キャンセル料は無料(公式)。見積もりの提示の時点でキャンセルすれば、返送料もなんぼやの負担(利用規約 第9条3項) |
| 申し込み方法 | Webで宅配見積もりを申し込み、宅配修理用の梱包キットで送る |
| 並行輸入品 | 要確認(公式に記載なし) |
※「公式」は、時計修理工房なんぼや(運営:バリュエンスジャパン株式会社)の公式サイトと利用規約で2026年10月27日に確認した内容です。
修理保証1年・見積もり/送料/キャンセル料無料(公式サイトで確認:2026年10月27日)
オーバーホール依頼の流れ(5ステップ)
- 専門店を選ぶ:この記事の比較表をもとに1〜2社を選定
- 無料見積もりを依頼:公式サイトから申し込み(OROLOGIAIOは先にフォームで相談、なんぼやはWebで宅配見積もり)
- 見積もりを確認:料金・納期・追加作業の有無を確認
- 依頼を確定:納得できた場合のみ依頼確定(見積もりはキャンセル無料の店舗多数)
- 受け取り・動作確認:保証書を受け取り、動作を確認して完了
よくある失敗・注意点4選
- 見積もりなしで依頼する:料金が想定を大幅に超えることがある。必ず事前見積もりを取ること
- 業者の実績を確認しない:年間修理本数・創業年数・保証内容を比較してから選ぶ
- 並行輸入品の対応確認を怠る:並行輸入品は一部の業者で断られることがある。事前確認必須
- 申し込み前に条件を確かめない:見積もり後のキャンセル料や返送料、保証の範囲は会社ごとに違う。申し込む前に公式サイトで確認すること
よくある質問(FAQ)
Q. 東京でゼニスのオーバーホールに対応している専門店はありますか?
A. OROLOGIAIOは東京・中野に店舗があり、予約をすれば来店でも相談できます(来店の場合も、先に公式サイトのフォームで問い合わせる流れです)。時計修理工房なんぼやは、Webで宅配見積もりを申し込めます(各社の公式サイトで2026年10月27日に確認)。
Q. 東京の時計修理店に持ち込む場合と宅配専門店では、料金はどう違いますか?
A. 店舗の有無より、会社ごとの公式の料金表で比べるのが確実です。公式の料金表では、OROLOGIAIOは自動巻き・手巻き44,000円、クロノグラフ55,000円、時計修理工房なんぼやは機械式76,000円〜、機械式クロノグラフ98,000円〜です(いずれも税込の基本料金。2026年10月27日確認)。
Q. エルプリメロ搭載のゼニスは東京のどの専門店でも対応できますか?
A. エルプリメロは高精度な機構のため、対応できる専門店は限られます。本記事で紹介している2社は、公式の料金表や取扱ブランドにゼニスが載っています(2026年10月27日確認)。依頼前にモデル名・型番を伝えて対応確認をおすすめします。
Q. ゼニスのOHはどのくらいの頻度が必要ですか?
A. エルプリメロ搭載クロノグラフは3〜4年に1回、エリート系3針は4〜5年に1回が目安です。日差が大きくなったり、クロノグラフの操作感が重くなったりしたら早めの確認をおすすめします。
Q. 並行輸入品のゼニスでも東京の専門店に依頼できますか?
A. 並行輸入品への対応は、本記事で紹介している2社とも公式サイトに記載がありません(2026年10月27日確認)。料金や条件が正規品と同じかどうかも含めて、依頼する前に各社へ確認してください。
Q. 宅配でゼニスを送る場合、紛失や破損のリスクはありませんか?
A. OROLOGIAIOも時計修理工房なんぼやも、宅配用の梱包キットを用意しています(公式)。送り方や補償の内容は会社ごとに違うため、申し込むときに確認してください(2026年10月27日確認)。
Q. 見積もりだけ依頼してキャンセルできますか?
A. できます。時計修理工房なんぼやは、見積もりの提示の時点でキャンセルすれば、キャンセル料も時計の返送料もかかりません(利用規約 第9条3項)。OROLOGIAIOは、先にフォームで概算を確かめてから送った場合、見積もり後のキャンセル料は無料で、返送料も同社の負担です(概算の範囲内でのキャンセルなど、お客様の負担になる場合があります)(各社の公式サイトで2026年10月27日に確認)。
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まとめ|あなたに合った専門店はどこ?
ゼニスのオーバーホールは、まず公式の対応ブランドにゼニスが入っている専門店を選び、見積もりで料金と納期を確認してから依頼を決めましょう。
✅ 編集部おすすめの進め方
- 比較表で自分のゼニスモデルの料金相場を確認する
- 来店で相談したいならOROLOGIAIO(東京・中野。予約制)へ、店舗に行かずに頼みたいなら時計修理工房なんぼや(Webで宅配見積もり)へ無料見積もりを依頼する
- 見積もり内容・保証期間を比較して依頼を確定する(キャンセルしたときの返送料の扱いも確認)
この記事の監修
時計修理業界の取材・比較を専門とする編集部が作成。
掲載情報は各社公式サイトおよび問い合わせにより確認した最新データをもとにしています。
料金・納期は変動する場合があります。最新情報は各社公式サイトにてご確認ください。
最終更新: 2026年05月
